税金の分類

税金っていったい何種類くらいあるんでしょうね。
身近なところですぐに思いつくのは所得税や住民税、消費税や固定資産税あたりでしょうか。
自動車税や酒税もあります。
これらの税金、支払い方も支払い先もばらばらだし、一見意識せずに支払う税金もある。
ビール買うときにいちいち「このうち○○円分は税金だ」とか意識しない。
さらに、飲食店でビール飲むときなんて、同じℓ飲んでも値段は店によりまちまち。
税率だってどのくらいだかわからない。
かたや、「相続税を支払うために家を売らなくてはならなくなった」なんて怖い話もある。
大体、支払えない金額の税金って何?
まあ、国民1人500万円程度の借金をしてる計算になるんだって。
これを支払っていくためにはきっと、今後も増税が続くんだろうなあ。

税金の分類方法にはいろいろな分け方があります。
たとえば消費税。
これは普通税であり国税(地方分もある)、間接税であり消費課税です。
この分け方を順に見ていきましょう。

(1)普通税⇔目的税
税金の使い道による分け方です。
普通税とは使い道の決まっていない国や地方公共団体が独自に使い道を決定できる税金。
目的税とは道路税や入湯税など使い道の決まっている税金です。

(2)国税⇔地方税
課税主体による分け方です。
課税主体としては、国と地方があり、地方税は道府県税と市町村税に分かれます。
たとえばたばこ税の場合、国・地方のたばこ税やたばこ特別税がかかる上、消費税も納めます。
270円のたばこの場合、
国たばこ税 62.52円 23.2%
地方たばこ税 78.92円 29.2% (都道府県たばこ税19.38円、市区町村たばこ税 59.54円)
たばこ特別税 16.40円 6.1%
消費税 12.86円 4.8%
となり、地方税に入る割合が比較的高い商品であることがわかります。
たばこは自分の市区町村で買う、が基本ですね。

(3)直接税⇔間接税
税金の中に、あまり意識せずに支払う場合があるのは、その支払い方法のためです。
給与から天引きされる所得税や住民税は、給与明細を見れば書いてありますから、支払った金額も明確です。
固定資産税などは年一度、払い込み票が送られてきてうんざりします。
もう少し分割払いにしてほしい。
しかし、良く話題にはされるものの消費税や酒税の場合、とくに直接国や地方公共団体に納税しにいくわけではありませんよね。
負担をするのは消費者ですが、納税手続きは店がやるため、納税者と担税者が違う、これが間接税の特徴です。
極端な話、納税義務は事業者にあるので、営業戦略やキャンペーンで「消費税いただきません」とすることも可能なわけです。
この場合、業者は消費者から税金を預かりませんが、納税は自腹を切ってやっているわけです。
納税者は事業者ですから、税を徴収する国側は、誰のふところから出たものであれ、関知しないわけです。
私は毎日ビールを飲みますから(酒税の)高額納税者のつもりでいましたが、違いますね。
納税をするのは酒屋やコンビニ。私は高額担税者です。

(4)所得課税・消費課税・資産課税
課税対象による分類です。
所得課税は所得税や住民税などその年(または前年)の稼ぎに対して決まった割合で課税されるものです。
つまり、所得課税で間接税ということはありえません。
消費課税は、消費のたびに支払う税金。消費税や酒税をはじめ、自動車税もこの分類です。
資産課税は財産に課税される税金です。
家を購入すると毎年固定資産税をとられるわけで、これがつらい。
相続税や贈与税も資産課税で、親から家を相続した場合、その資産額に一定割合の税率をかけた税金を原則お金で支払わなければなりません。そのため、「資産はあるがお金がない」という事態が起きるわけです。

(H17.2.15)