試験リポート

平成16年消費生活能力検定試験を受験した感想、試験場の雰囲気など。

 

■試験の存在を知ったのは新聞

「消費生活の検定ができる」
最初に知ったのは、たしか朝日新聞の家庭欄かなにか。
消費生活に関する資格としては消費生活アドバイザー、消費生活専門相談員、消費生活コンサルタントがあるが、これらはいずれも消費者相談のプロを目指す資格で、取得するためにはそれなりの苦労があり、専門的な知識も要求される。
当然、誰もがここまでの知識を備える必要はないし、「消費生活」がこんなに難しくてはいちいち頭を使って生活することになってしまう。
「消費生活の知識」は本来、誰もが一定水準持たなくてはいけない知識だ。

初の一般向け試験ができたということで、「消費生活も勉強すれば上手になる」ということが世に広く認識されれば有意義だなあ、と注目していた。
「募集まだかなあ、まだかなあ」と、毎日のように消費者協会のHPをチェックした。

■すぐに申し込んだら受験番号は「1番」

そうやってしょっちゅうHPをチェックしていたものだから、試験の受付が始まったのを発見するのも早かった。
この検定ができると聞いたときから「仕事に活かそう」と狙っていた私としては、当然「基本コース」「一般コース」両方の受験を考えていた。
受験地もおもしろい。
会場は札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・広島・福岡の8か所。
でも、なんで「横浜」?
8会場の中で東京と横浜だけえらく近くないか?
横浜の人は普通東京会場で受験することになっても納得する。
それほど規模の大きくない資格試験などの場合、東京に出向くのが当然だ。
うーん、今回の場合千葉や埼玉の人は東京会場へ行くだろう。
山梨や静岡あたりの人だって微妙。横浜より東京の方が出やすかったりして。
横浜会場で受験する人って純粋に神奈川の人ばっかりなんだろうな、と思うとおかしかった。
消費者関連に熱心な神戸にだって会場ないのに。

ともあれ、横浜市民なので「ラッキー。遠くまで行かなくて済む」。
かながわ県民センター近くの専門学校が会場。
横浜駅なので便利でした。
ちなみに東京会場は四谷3丁目だったそう。

神奈川の人ばっかりとは言え、けっこう人数はいた。
一般コースは55名の部屋が3部屋あったから、150名程度が横浜会場受験者だ。
基本コースはぐっと減って15名程度。ちょっと減りすぎ。基本コースはやはり学校など団体受験が多いのだろうか。個人申し込みの横浜会場では、ほとんどの人が一般コースとのかけもち受験だったようだ。

この程度の人数だったためもあろうが、早く申し込んだ私の受験番号は、一般コースが「9」くらいで基本コースに至っては「1」。5桁くらいの受験番号だったけど、たぶん上の位は会場コードとかだもんね。

ちなみに協会から発表された受験者数は、
一般コース 2551名
基本コース 934名

やはり横浜会場はもっとも小規模な人数だったのでしょう。


■年齢層は高かったな

見た感じ、消費生活アドバイザー試験などと比べても受験者の年齢層が高いという印象でした。
男女は半々かなあ。
私の思っている「生協」のイメージ。
見た目の印象で判断して悪いけど、第1回目ということで、かなり意識の高い層が集まっていたのではないでしょうか。
知り合い同士で挨拶してる人なんかもいたし。
普通、こういう試験って大体5%~10%くらい当日欠席する人が出ると思うんだけど、欠席ゼロだったのがすごいと思った。
私のいた部屋では一般コースは欠席いなかったような気がする。
これも、受験番号早い人たちってやる気まんまんで、関係者っぽいからかなあ、と思う。

協会から発表された年齢区分を見ると、最も多いのが40代の625名。次が50代の531名。20代500名、30代443名と続く。60代も223名、70代以上も36名いました。男性911名、女性1640名。(一般コース)
一番平均点が高かったのは40代の49.27点。次が30代の48.38点。


■教科書は

勉強方法のところで改めて書くことになるけど、この検定の対策書としては日本消費者協会発行の「月刊消費者」に毎号「受験対策コーナー」が掲載されている。
現在のところ、「消費生活能力検定」を対象とした教材はこれだけ。
掲載内容を「2月号」で見てみると、見開き2ページで本番と同じ形式(4択)の問題が5つ。解答と解説が5つ載っている。
他の記事に関心があって、ということであれば購読するのも良いだろうが、検定対策だけを目的に買うにはちょっと内容的に物足りないかな。

それにこの「月刊消費者」って書店に置いていない。
日本消費者協会に注文するのだが、郵便局からの振込みとか、面倒くさかったので、私は購入しなかった。
消費生活の検定だもん。
日常生活の知識があれば良いのよね。
まあ、消費生活アドバイザー試験の指導をしている私としては、最低でも1級はとらなければ恥ずかしいわけで。

というわけで「くらしの豆知識」を2冊当日持参して、試験が始まるまで読んでようと思った。
ところが、周りの意識の高そうな方々は皆、月刊消費者を読んでいる。
なんか、くらしの豆知識を取り出すのは裏切り、っていうか恥ずかしいような感じがして、結局会場で取り出すことはできなかった。なんか、気弱。


■試験は

「厳粛」というよりは「家庭的」。
なにか試験官の方が非常に感じがよく、1人遅刻していて始まるときになっても来なかったのを心配して、その周りの席の人に「後から来たら、気が散って申し訳ないけれども入れてあげて」みたいに一生懸命謝っていた。
「来ないわねえ」と心配するのも、何かとても良心的な雰囲気。
普通、試験官ってもっとドライだよね。

試験は全て4択の問題で、正しい文または誤っている文をひとつ選択するタイプが主流。
中には穴埋め問題もあり、穴のところに入る言葉の組み合わせとかを選ぶものもある。
また、難しいバージョンとしては、「この中に正しいものはいくつあるか」で、選択肢は
1. 1つ
2. 2つ
3. 3つ
4. 4つ
のようになっている問題もある。これが一番難しかった。

分量は70問を70分間でやる(一般コース)から1問1分。
短い問題もあるので、それほど「時間との戦い」にはならないと思う。
私の場合、こと試験となると急に読むスピードがスローダウンするタイプで、じっくり読んじゃうのね。
だから、わりにぎりぎり。後半スパートをかけねばならなかった。

40問を50分でやる基本コースは楽勝。
30分経過後、退出できるので、すぐ退出し、予定より30分も早く帰宅することができた。
(一般コースの場合は40分経過したら退出OK)


■発表は

12月10日頃に郵送されてきた。
詳細な解説と受験生データ(平均点など)、自分の成績表、1級の認定証が一般コースと基本コースの分2枚。

私の成績、
一般コース64点(70点満点)・1級
基本コース39点(40点満点)・1級
やったぜ。
これなら消費生活を教える仕事してたって大丈夫だよね。
自信持ったというより、ほっとした。

各分野の得点が記載されている 認定証はB5版

平均点は、
一般コース46.32点
基本コース28.52点

級認定状況は
(一般コース)
1級 284名(11.13%)
2級 805名(31.56%)
3級 844名(33.09%)
4級 402名(15.76%)
5級 151名(5.92%)
未認定 65名(2.55%)

(基本コース)
1級 246名(26.33%)
2級 376名(40.26%)
3級 187名(20.02%)
4級 72名(7.71%)
5級 39名(4.18%)
未認定 14名(1.50%)


■後日届いた「記念品」

1月の終わり頃、また日本消費者協会から封筒が届いた。
開けてみると、成績が良かった記念品。
表彰状が2枚と「月刊消費者2月号」。
なんと、記念品は「月刊消費者」1年分。毎月送ってくれるんだって。
なかなか良い景品だなあ、と思った。
単に「モノ」をくれるんじゃなくて、ちゃんとこの検定の趣旨にあった景品。
しかも受験した人ならば、無関心ではないはず。
1冊460円×12ヶ月ってことは・・・。
受験料が浮いた上、お釣りも出ている。
私もいくつか購読誌があるんだけど、定期的に届く情報誌っていうのは楽しいものです。
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