一回目のテキスト読みはスピーディーに

今回から具体的な勉強方法を考えていきます。まず、お手元の分厚いテキストについてです。このテキストは、これから一年間お付き合いしていくもの。途中で投げ出さず、確実な結果に結びつけましょう。テキストの読み方は、通読→辞書→精読→辞書→通読というように反復しながら読んでいきます。
今回初めてこの資格の勉強を開始される方は、まず全体像をつかむため、テキストを通読することから始めましょう。通読のスピードはできるだけ速く、たとえば一単元(衣生活、食生活・・・など)を一日で読破するペースです。理解しづらい項目や頭に入らない項目があったとしても気にせずに、とにかく最後まで読み切りましょう。一回目の通読は全体像の把握が目的であるためです。
この段階ではノートを作ることも、テキストに蛍光ペンを塗ることもやめておきましょう。なぜなら、重要ポイントや頻出ポイントが今の段階ではわからないためです。メモをとりながら読むと、読むスピードが低下してしまいます。そうすると通読に時間がかかり、最後の単元を終える頃には最初の方の内容を忘れてしまいます。どうしても気になる場合にはポストイットを貼るなど、後から修正できる方法にとどめておきましょう。
全体を通読すると、科目間で案外同じ内容が重複していることにも気がつくと思います。得意・苦手分野もわかりますし、やる気の漲っている最初の方だけ厚く勉強してしまうというアンバランスも解消できます。とくにここ数年、テキスト後半にある経済分野の難易度が高くなっています。後の方の項目が手薄にならないための作戦でもあります。
ただし、ハイスピードで読み進めたとしても、試験範囲は通読に半月から一ヶ月要してしまうボリュームがあります。知識を定着させるにはインプットとともにアウトプットを行うと良いです。その意味では一単元(もしくは一時限分)終わるごとに問題集の該当単元を解いてみるという進め方も良いと思います。
まずはテキストとポストイットを用意して、気楽に楽しみながらテキストを読んでいきましょう。