今年の勉強の目標について

テキストは入手されましたか。かなりのボリュームに驚いた方も多いのではないでしょうか。これから勉強を進めていけば、10月にはこれだけのボリュームの知識がつくと喜んでいる方も、こんなボリュームを6ヶ月程度で身につけるのか、と憂鬱になった方もいるでしょう。
具体的な学習の進め方について来週から書いていきたいと思いますが、その前に10月までにやるべきこと、やらなければならないことを整理しておきましょう。
(1)目標は試験に合格すること。知識を完璧にすることではありません。
どの資格でもある程度共通することですが、必要な知識は年々進化していきます。そのため、一つの資格を取得して、その資格を活用し続けていくためには、継続的な勉強が必要です。今、たとえ完璧な知識をつけて満点をとって合格したとしても、それが勉強のゴールにはなりません。資格をとり専門家になるということは、一生勉強を続ける覚悟を持つことでもあります。つまり、合格にはゴールがありますが、完璧な知識にはゴールがありません。10月に試験を受けようと決意した方が10月までにやらなければならないのは、10月時点で合格できる程度まで力をつけておくことです。
(2)合格に必要な知識量は65%程度。100%ではありません。
受験要項に明記されていますが、一次試験の合格ラインは65%程度の正解率です。二次試験の合格ラインは論文・面接とも大きなミスがなく「普通」以上の解答ができるようになることです。具体的には一次試験は3問中2問以上を正解すること、二次試験は大きなミスをしないことが重要です。そのためには得意分野を伸ばすよりも、苦手分野をできるだけ減らす対策が有効です。
(3)優先的に行うべきは合格点をとれる能力を6ヶ月でつけることです。
知識をつけることはもちろん必須です。しかし愚直に正攻法で攻めるだけでは思わぬ遠回りをしてしまうかもしれません。知識をつけることを大前提とした上で、試験にうかるための作戦もたてましょう。・本番の出題傾向を熟知する・正誤問題では「嘘っぽい文章」を見抜けるようにする・穴埋め問題では国語力や常識力をフル回転させる・試験の雰囲気を知る、慣れる・最重要テーマとそうでもないテーマを切り分け、力のいれ具合を変える・面接や論文には正解はないものの、試験官の好む解答があることを知るなどいろいろなテクニックがあります。
目標を見失わず肩の力を抜いて、勉強に取り組みましょう。資格試験の勉強は、ゲームのような側面もありますよ。